コップとコッペパンとペン / 福永信


主観的事実の羅列、それがこの世の全てです。

「男が質問を重ねることで、試着室の中の彼女について、いろいろと情報を得て想像がふくらんだとして、それが彼女であるはずがない。だが、それをいうなら彼女もまた、男の姿を見ていないのだから、自分が見てもいない相手の頭に、見られていない自分の姿が浮かんでいることになるのだろうか。」

Leave a Reply