Archive for the ‘書籍’ Category

泣かない女はいない / 長嶋有

日曜日, 1月 25th, 2009

泣かない女はいない「この気持ちは誰ともわかちあえない。(・・・)我々は連帯しながら断絶している。睦美はそう思った。」

短編2編の小説集。
両方にキン肉マンが出てきた。

「「慰謝料なんかじゃ、慰謝されないから」
 「じゃあ、どうすればいいの」 いい?いいって?いい選択などあるはずがない。どのカードも切りたくない。
 「額に入れ墨彫って。『肉』って入れ墨」 そうすれば慰謝されるから。思いつきをいってみたが、とても「いい」考えに思える。」

あやめ 鰈 ひかがみ / 松浦寿輝

水曜日, 1月 14th, 2009

あやめ 鰈 ひかがみ連作短編集。
三人の男が現実とも非現実ともつかない静かで暗い世界に生きている。
それぞれ、何人かの他人と接点がありつつも情景がきれぎれに交錯しており、最終的に孤独感が漂うもののそのなかで見つかったような気がする幸福感。

主人公が死んだところから始まり、可哀相という言葉から次第に悟りの境地に達する「あやめ」が好きだなぁ。

「化け物に取り憑かれ、自分は生きているとか、まだ辛うじて生きているとか、どうやらもう生きてはいないようだとか、しょうもないことの数々を言葉にならない言葉で自分に言い聞かせはじめたときから逃れがたく抱えこんでしまった、人類という種に固有のこの妙ちきりんで滑稽な悲傷。」

「どれだろうとそれがそうだと思ったときそれは木原にとって紛れもない現実となるのであり、もし複数の様々なことをそれらはみなそうだと同時に思うのならその思った数だけの紛れもない複数の現実があるわけだった。」

ひまわりっ (9) / 東村アキコ

火曜日, 1月 13th, 2009

ひまわりっ (9)スイートポテって何?(パキョ)
ウィング関って誰・・・

「早くっ 早くベホイミをかけて下され~~!!」
かけたことねぇよ

冷食捜査官 1 / とり・みき

日曜日, 1月 4th, 2009

冷食捜査官 1食料統制が行われ合成食料を食べる未来世界の人々。
そんななか、大量の冷凍食品が闇で売買されている。

うまい設定だなぁ。
細かい笑いネタもいいですね。

同姓同名小説 / 松尾スズキ

日曜日, 12月 21st, 2008

同姓同名小説
小説でこれだけ笑えるのはめずらしい。

ロボ道楽の逆襲 / とり・みき

火曜日, 12月 16th, 2008

ロボ道楽の逆襲
むかしの「ポリタン」に似てて好きだなぁ。

ニート / 絲山秋子

日曜日, 12月 14th, 2008

ニートなんか物静かな短編が続くなぁ~と思っていたら、最後の「愛なんかいらねー」でいきなり屈折してました。う~ん臭うな・・・
全体的に物悲しくてしょうがない感じが漂ってますね。

あわせ鏡に飛び込んで / 井上夢人

月曜日, 12月 8th, 2008

あわせ鏡に飛び込んでミステリー(?)短編集。
ちょっとひねって、うまくまとまってます。

ママはテンパリスト 1 / 東村アキコ

日曜日, 11月 9th, 2008

ママはテンパリスト 1育児マンガ。
おもしろいです。

平成よっぱらい研究所 / 二ノ宮知子

水曜日, 9月 17th, 2008

平成よっぱらい研究所「のだめカンタービレ」の作者のよっぱらい漫画。

それにしてもこのカバーの写真は最高ですねぇ。。。(笑)

ひまわりっ (8) / 東村アキコ

月曜日, 9月 1st, 2008

ひまわりっ (8)前半イマイチですが、後半は面白い。

自動改札に素手でタッチするとこがいいですねぇ。

HIGH SCORE (7) / 津山ちなみ

月曜日, 8月 4th, 2008

HIGH SCORE (7)読みました。

全裸で。。。

猫と負け犬 / 河井克夫

日曜日, 3月 23rd, 2008

猫と負け犬ノブコを結婚させるために未来からやってきた猫型ロボット。
なんかほのぼのしてていいですね。

パノラマ島綺譚 / 江戸川乱歩 丸尾末広

日曜日, 3月 2nd, 2008

パノラマ島綺譚パノラマ島の描写が細かくて素晴らしいです。

指し手の顔 / 首藤瓜於

金曜日, 2月 29th, 2008

指し手の顔脳男の続編。
精神病質者の犯罪について、無理やり明るみに出そうとする黒幕の暴挙と、秘密裏に闇に葬り去ろうとする鈴木一郎の暗躍。
そしてそれに翻弄される警察、精神科医、市民たち。

指し手の顔