Archive for the ‘書籍’ Category

マル被警察24時+ / 小田扉

水曜日, 3月 25th, 2009

マル被警察24時+
ムボー君、無謀~

海月姫 (1) / 東村アキコ

水曜日, 3月 18th, 2009

海月姫 (1)
腐女子の集団「尼~ず」
いいですねぇ

沖で待つ / 絲山秋子

日曜日, 3月 15th, 2009

沖で待つ回想で再生される太っちゃんのイメージ。
理解者との別れが訪れて、いつかは消え去るそのイメージがいつまでも続いている瞬間。

本音がぼろぼろ書かれる「勤労感謝の日」が読んでいておもしろい。

「野辺山氏は、敢えて表現するとあんパンの真ん中をグーで殴ったような顔をしていた。」(勤労感謝の日)

ひまわりっ (10) / 東村アキコ

日曜日, 3月 15th, 2009

ひまわりっ (10)キェーーー!
今回も、「人間っていうか ウィング関先生」 が大活躍です。
ご愁傷様です。(おっぱっぴー)
「アホかお前アホかー!」

裏ヴァージョン / 松浦理英子

水曜日, 3月 11th, 2009

裏ヴァージョン今やそんなふうに下賜された作品を恭しく押し戴く従順な読み手なんていやしない、「読む者」は「書く者」の苦労だの意図だのは知ったことじゃなくて、書かれた物を勝手に読み替え頭の中で変形し、適当に楽しめる部分だけ楽しんだら残り滓はあっさり捨てるって、あなただってよくわかってるはずでしょ?

書き手と読み手の関係について、形式としての小説が裏返っていく。。

「わたしは鈴子を変形したい。同時にわたし自身も変形したい。わたしたちが今とは別の物語を生きられるように。それがもう一つの凡庸な物語になるだけだとしても。」

私は世界を両手で粉々にすり潰し、それを見て微笑むあなたが見たい、ベイビー、ベイビー、ベイビー

トーキョー博物誌 (1)(2) / 日高トモキチ

金曜日, 3月 6th, 2009

トーキョー博物誌東京に棲む生き物たちを観察したエッセイ漫画。

トーキョー博物誌ほのぼのとしつつもギャグが散りばめてあって面白い。

the TEAM / 井上夢人

木曜日, 2月 26th, 2009

the TEAM霊能力者の裏調査チームが活躍する小説。

推理小説のパロディですかね?
小説側から読者を見ているような、そんな感じ。

蹴りたい背中 / 綿谷りさ

木曜日, 2月 19th, 2009

蹴りたい背中
群れになじめない女子高校生が同じような境遇っぽい男子生徒に抱く微妙な感情を丁寧に綴った小説。

団地ともお (13) / 小田扉

日曜日, 2月 15th, 2009

団地ともお (13)
巻末のまちがいさがしにやられました。

機動戦士ぶよガンダム (1) / 唐沢なをき

日曜日, 2月 15th, 2009

機動戦士ぶよガンダム (1)登場人物もモビルスーツもみんなぶよぶよです。
くだらなくていいですねぇ。

ヌイグルメン! (1) / 唐沢なをき

日曜日, 2月 15th, 2009

ヌイグルメン! (1)
唐沢なをきにしてはあっさりとした内容の漫画です。

好き好き大好き超愛してる。 / 舞城王太郎

金曜日, 2月 13th, 2009

好き好き大好き超愛してる「愛は祈りだ。僕は祈る。(・・・)
祈りは言葉でできている。言葉というものは全てをつくる。言葉はまさしく神で、奇跡を起こす。過去に起こり、全て終わったことについて、僕達が祈り、願い、希望を持つことも、言葉を用いるゆえに可能になる。過去について祈るとき、言葉は物語になる。」

「無駄と知りながら言うべき言葉は一つの祈りだ。」

でも、言葉とは、神とは、戦わなければいけない相手でもある。

「僕達はいつまでお互いのことを憶えていられるんだろう?
お互いの記憶、と考えて僕は思う。お互いじゃない。僕がいつまで柿緒のことを憶えていられるだろうというのが正しいのだ。お互いのことを憶えていられるのは僕だけなのだ。」

ボディ・アンド・ソウル / 古川日出男

金曜日, 2月 13th, 2009

ボディ・アンド・ソウル「失われたのはどちらなのか?
 こちら側か?
 あちら側か?
 いま、僕には肉体があり、僕は語るべきことを語る。キーボードを叩いて、打ちだすべき物語を打ちだす。そんなふうに何時間もがすぎる。何日もがすぎる。それから、何ヶ月も。いつしか、僕は、チエの不在をチエを創造することによって埋めることすらイメージしている。」

現実をさまよう作家フルカワヒデオを物語る混沌の言葉たち。

「ボディがいままでとは異なるソウルを宿すとき、ボディには意識が芽生える。」

物語らなければ伝わらない。伝わらなければ存在しないと同じ。

風が吹いたら桶屋がもうかる / 井上夢人

火曜日, 2月 10th, 2009

風が吹いたら桶屋がもうかる「まるっきり前作の焼き直しじゃないか。シチュエーションが似ていて、解決まで同工異曲とは、どういう神経をしているんだこの作家は。それでもプロか!」

そんな作品がこの本です。(笑)
それでもいいのだ、と暗に言っているんですかね。

趣味でやってる低能力な超能力者、論理に破綻がなければ合ってても間違っててもお構いなしなアンパン男、なぜか美女に相談を持ちかけられる牛丼屋店員、そして超能力を頼って相談に来る美女。
この4人が繰り広げるやり取りが毎回お決まりのパターンなのだが、読んでいて面白くて心地いい。

あと、短編のタイトルが内容とまったく関係ないのも面白い。(もちろん本のタイトルも)

「哀れな猫の大量虐殺」がなかなかいい出来だった。

倉橋由美子の怪奇掌篇 / 倉橋由美子

月曜日, 2月 9th, 2009

倉橋由美子の怪奇掌篇怖いものからコミカルなものまで、怪奇です。
長風呂で身体が溶けちゃって骸骨になる「事故」は発想が突飛なのに淡々とした文体で好きです。

「しようがない子ね。骸骨になるまで長湯をする人がありますか。」