Archive for the ‘書籍’ Category
水曜日, 5月 24th, 2006
第二歌集。『念力家族』ほどキレはないが、独特のイメージにあふれています。
「ケイタイに甘い囁き残されてアコムの前に立ち尽くす兄」
「修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ」
Posted in 書籍 | No Comments »
月曜日, 5月 22nd, 2006
短い語数のなかに独特のレトロでいながら不気味な近未来っぽいオカルトっぽい世界が広がる短歌集。
ふわっと気持ちが軽くなるような歌もあれば、思わず笑ってしまうのもある。すばらしい。
「わが校の守り神なり百葉箱の中の初代校長ミイラ」
「むかし野に帰した犬と再開す噛まれてもなお愛しいおまえ」
「空っぽのプールに僕を連れてきた美人教師の右手にナイフ」
「すさまじき腋臭の少女あらわれて鳩時計の鳩首垂れており」
Posted in 書籍 | No Comments »
金曜日, 5月 19th, 2006
音楽活動ではすでにベスト盤も出している兄弟ユニット「キリンジ」の単行本。
日々の出来事を淡々と書いてるように見えて独自の視点やユーモアがあふれていて面白い。
Posted in 書籍 | No Comments »
月曜日, 5月 15th, 2006
|
7年間眠りつづけている少女青羽の夢の世界バルバラ。そこに、他人の夢に入り込むことのできる時夫がもぐりこむが、次第に時夫の息子キリヤがバルバラに関係していることに気づく。。。
記憶と時間そして夢、未来、、、老い、若返り、意識そして記憶。
おもしろいです。何度でも読み返せそうです。
「思い出して キリヤ わたしたちが幸福だったときのこと あなたは わたしで わたしは あなたで みんなで 一つの 全体で 満ちていて 恐怖も 飢えも 孤独も 知らなかった ころのこと ・・・」 |
Posted in 書籍 | No Comments »
火曜日, 5月 9th, 2006
ウィルスと人工生命をからめて生命(?)の進化について物語は進みます。
なにぶん10年前の小説なので、パソコンに関する記述はかなり古臭く感じますが、話が進むにつれてだんだん気にならなくなるのは小説が進化しているから?それとも暴走しているから?
Posted in 書籍 | No Comments »
土曜日, 5月 6th, 2006
声に翻弄されるおねいさん。
言葉がこわれるところを見ていたおねいさんに湧き出る言葉がなんだか自然な感じです。
Posted in 書籍 | No Comments »
水曜日, 4月 19th, 2006
情景と主人公の思考が絡まりあいつつ話は進む。ちょっと保坂和志と似ているかな。
「ながくつきあっている連中と共有しているのは、社会的な地位や利害関係とは縁のない、ちょうど宮沢賢治のホモイが取り逃がした貝の火みたいな、それじたい触れることのできない距離を要請するかすかな炎みたいなもので、国籍や年齢や性別には収まらないそうした理解の火はふいに現われ、持続するときは持続し、消えるときは消える。不幸にして消えたあとも、しばらくはそのぬくもりが残る。」
「熊の敷石」もいいが併録の「砂売りが通る」も良い。
Posted in 書籍 | No Comments »
月曜日, 4月 17th, 2006
恐怖短編小説集。
一番の恐怖は、自分自身が信じられなくなるというその状況なのかも。
恐怖に押し潰されて呻き声すら出ないような現実が主人公を締め付ける「ブラックライト」、体中にムズムズと悪寒が走る「ゴールデンケージ」が凄い。
Posted in 書籍 | No Comments »
火曜日, 4月 11th, 2006
ほのぼの系の短編マンガ集。
個人的には笑いのある「やまもとくんとまぶだち」が良かった。
Posted in 書籍 | No Comments »
月曜日, 4月 10th, 2006
連作幻想短編集。
バーテンダー九鬼さんの作るカクテルを飲むと不思議な世界へ迷い込み妖しい美女たちと出逢う。
起こる出来事はかなり奇想天外、支離滅裂であるが、それぞれのイメージが鮮烈でそれこそ異次元へ連れて行かれる感覚がある。
これを読んだあと寝ると、不思議と濃い夢を見るような気がする。
Posted in 書籍 | No Comments »
水曜日, 4月 5th, 2006
だんだん面白くなってきた。
迷走する探偵と、迷わない探偵の迷わないが故の悲劇。
「本当は君自身うすうす気付いてはいたんだろう? 自分の記憶の不確かさに」
Posted in 書籍 | No Comments »
金曜日, 3月 24th, 2006
SF系作品集。
表題作は人面牛身の件(くだん)についての話。面白いがもうちょっとページ数があったほうが良かった。
「金玉人間第1号」はバカバカしくて好きだ。
そういえば昔のマンガで金玉を引きずって歩く西郷さんがいたなぁ。
Posted in 書籍 | No Comments »
火曜日, 3月 14th, 2006
ヒゲが生えた弥次さん喜多さん。
道中は混沌。そこをいたって普通に通り抜ける2人組。2人には2人の道がある~ヒゲもある~
ちょっとあんた、ヒゲが片方のびすぎだぜ。
Posted in 書籍 | No Comments »
金曜日, 3月 10th, 2006
お題に対して2人が大喜利形式で回答する本です。
面白かったり面白くなかったり、な答えが飛び出します。
内容がちょっと希薄な感じがするので、掲載量がこの10倍くらいあれば良かったかも。大喜利なんてウケようがウケまいがポンポン続けることに意味があるような気がする。
Posted in 書籍 | No Comments »
火曜日, 3月 7th, 2006
幼稚園児のみどりちゃんががんばるマンガ。
内容はというと、あぶない大人や園児が満載でステキです。
Posted in 書籍 | No Comments »