「このぼくの剣であなたをお守り申し上げると誓言したいのですが、心配なのは、あなたのお姿を見てぼくの心に燃え上がった感情が、怪しからぬ振舞いとあなたがお思いになるかも知れないほどに羽目をはずしてしまうことなのです」
いろんな登場人物が楽しい。
存在しないけど存在する騎士、存在するけど存在してない人々。存在しない騎士によって統御されている物語が崩れるとき、、、存在していることに気付いた人々が目覚めるとき、、、本の最後のページはめくられ未来へと走っていく。
「存在するということだって、学びとるものなんですよ・・・」