沖で待つ / 絲山秋子

沖で待つ回想で再生される太っちゃんのイメージ。
理解者との別れが訪れて、いつかは消え去るそのイメージがいつまでも続いている瞬間。

本音がぼろぼろ書かれる「勤労感謝の日」が読んでいておもしろい。

「野辺山氏は、敢えて表現するとあんパンの真ん中をグーで殴ったような顔をしていた。」(勤労感謝の日)

Leave a Reply