この著者独特の落ち着いた語り口がいい。
「ときどき外国の本を取り寄せて活字を追ったりする者として、いま篠吉の心中にひろがりつつある震えを捕まえてくれるような言葉にはなかなか出会えないなと嘆息したくなる反面、いやそんなはずはない、新鮮な狼狽を現実に味わうのでなく言葉で伝えるにはどう生きたらいいのかを思いめぐらす文学は、国を問わずどこにだってあるのではないかとの想いもつのる。」
This entry was posted on 木曜日, 10月 8th, 2009 at 7:51 PM and is filed under 書籍. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
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