母の発達 / 笙野頼子

母の発達「――あーおかあさんというものは、物質化するしかなくっ、キノコか猫の糞の固めたのか、雀に着物を着せたようなものか、あわれで、ごちごちして、わけのわからんものなりー。」

発達しはじめた母はなんでもありで、生ぬるい物事には警告を発してくれるわけのわからんお母さんであった。
けっこう笑える。

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