ダブ(エ)ストン街道 / 浅暮三文

ダブ(エ)ストン街道「それはまるでガンモドキの中にいるようなものだった。そして私たちはガンモドキの中にある銀杏二粒。銀杏が移動しているつもりでも、実は動いているのはガンモドキの方。そんな感覚が襲ってくる。」

変わった登場人物がいろいろ出てくるのが楽しい。
軽くてサクサクと読めた。

「確かにここでは歩き続けること、迷い続けることが次への扉になるのは確かだ。探し出すべきなにかは一ヶ所にじっとしていても見つからない。何度も同じところをいったりきたりしながら、幸運と偶然を自分の手でつかむしかない。」

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