「ファンタジーか」「いかにも、俺様はファンタジーだ」「何しに来た」「居候に来た、別に悪さはしない」
春の終わりにやって来た「ファンタジー」と共に孤独をくすぐる物語がはじまる。やっぱり絲山秋子は会話がいいですねぇ。
「誰かと一緒に寝るの、久しぶり。すっごい安心する」「寝るときは一緒でも眠りにおちるときは独りだぞ」「うん、眠るときと死ぬときは独りなんだ・・・」
「地球が丸く見える方法を教えてあげようか」と片桐は言った。「なんだ?」「こうするんだよ」
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緊張して右手と右足と左足が同時に出ちゃいました